DISCHARGE PRINT抜染プリント
引き算の美学
抜染(ばっせん)は漢字のとおり、染めを抜く手法で、英語では『Discharge print』(色抜き)とよばれています。本来日本の浴衣や着物の染め付けなどで使われてきた日本古来の伝統的な技法を、シルクスクリーンと組み合わせることで現代的に昇華し、Tシャツなどのデザインへと利用することで個性的な製品を生み出すことができます。
抜き染めの技術
通常のプリントはオーバープリントとよばれ、生地の上にインクを印刷する事でインク層によって発色します。それに対して、抜染プリントは、染められた生地の色を抜くことで、生地との色差を生み出しデザインを表現します。
2つの手法
当社であつかう抜染プリントには、「本抜染」と「簡易抜染」の2つがあります。 「本抜染」は抜栓剤でのプリント後、蒸しによる色抜きを行い、ソーピング(薬剤を落とす)後、乾燥処理を行います。「簡易抜染」は、簡易型抜染剤でのプリント後、熱処理で仕上げます。
着抜プリント
抜染と同時に着色する「着抜プリント」がオプションで付加できます。着抜プリントとは抜染剤に染料または顔料のインクを配合することで、抜染と同時にカラーでプリントすることが可能です。
PRINT SPECS
株式会社シルクマスター